今さら聞けない!信用保証協会とは

事業を行う際の資金調達で多くの事業者がお世話になる信用保証協会。様々な所で耳にする単語ですが、いったいどういう組織でどういう役割を担っているのかご存知でしょうか?今回はそんな今さら聞けない信用保証協会の詳細について解説します。知っているか知らないかで事業に大きく影響するので、特にこれから独立を検討している人は必ず理解するようにしましょう。

信用保証協会は公的機関

「協会」という名前がついているので、何か怪しい集団かな?と思われる人もいるかもしれませんが、実は中小企業・小規模事業者の金融円滑化のために設立されたしっかりとした公的機関です。事業者が融資等の資金調達を行う際に信用保証制度という制度を用いてサポートしてくれる機関になります。信用保証制度は下記の記事をご覧ください。

知らないと損する!信用保証制度とは

47都道府県に各支店が存在しており、金融機関と連携して地域密着型で事業者をサポートしてくれます。

どういうサポートをしてくれるのか

各支店の信用保証協会によって多少サポート内容に違いはありますが、大きな特徴としては事業者がお金を借りやすくするためのサポートを行ってくれる組織という認識でOKです。

事業者の状況にあった資金調達の提案や事業主の連帯保証人(機関)を担ってくれる心強い組織で、資金を出す金融機関からの信用も厚く、信用保証協会の保証が付くか付かないかで資金調達の難易度が大きく変わります。

信用保証協会のサポート料金

いくら公的機関といえども全て無料でサービスを行ってくれるわけではありません。資金調達の提案やそれに関する情報は相談したら無料で提供してくれる場合は多いですが、連帯保証人を無償で行ってくれるほど世の中そんなに甘くありません(笑)。

事業者は信用保証協会が連帯保証人になってくれる場合は保証料という形で一定のお金を支払って保証人になってもらいます。しかしこの保証料、手付金で事前に支払わなければならないものではなく、融資が決定した段階で差し引かれる成功報酬のようなものだと思ってもらって大丈夫です。計算式は以下の通りです。

計算式
貸付金額×信用保証料率×保証期間(月数)/12×分割係数

ここに記載のある「信用保証料率」と「分割係数」については事業者の事業状況や決算状況、借入金額や返済計画によって変動する数値なので、詳しくは相談先の信用保証協会に聞いてみましょう。

連帯保証人になってもらうからには多額の保証料が必要なのかと思いきや、かなり良心的な金額で連帯保証人になってくれます。多少誤差はありますが、1200万円を借入れた際に支払う保証料は30万円前後程度です。普通に考えたらありえない低料金なので、積極的に信用保証協会を利用するようにしましょう。

信用保証協会を利用するメリット

大きく分けて以下の3つです。

メリット
・金融機関から融資審査が通りやすくなる
・信用保証協会の保証がついているという信頼が得られる
・(場合によっては)金融機関からの貸付金利が下がる

実際に貸付を行う金融機関からしたら信用保証協会が連帯保証人としてついている安心感は大きいですよね。それによって事業者の信用力が増し、金利が下がったり審査が通りやすくなったり良いことがたくさんあります。滞りなく返済もしっかり行っていれば2回目以降の借入でも信用保証協会が連帯保証人になってくれる可能性は高いです。

信用保証協会を利用するデメリット

今度は逆に信用保証協会を利用するデメリットをみていきます。大きく分けて以下の2つです。

デメリット
・借入した際の利息とは別に保証料を支払わなければならない
・保証に関する審査期間が長い

保証料に関しては前述した通りで、低料金とは言えども支払わなければならないお金には変わりないので、この保証料をどう捉えるかは事業者次第かもしれません。審査機関に関しては、時期にもよりますが3~4週間ほどの審査時間を要する場合が多いです。早急に借入れを行いたい場合には不向きな機関ということも合わせて覚えておくと良いでしょう。

まとめ

今回は信用保証協会について解説しました。事業を始めたばかりの際は資金力や信用力も乏しく、金融機関からの融資等の借入れは難易度が高いですが、そんな難易度を下げるのに活躍してくれるのが信用保証協会です。もちろん信用保証協会としての審査もあるので、万人が利用できる機関ではないですが、信用保証協会の存在を知っているか知らないかでは今後の事業に大きく影響してくるので、ぜひその存在だけでも頭の片隅に入れておくのが良いでしょう。


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