支援者も実行者も必見!クラウドファンディングのメリットとデメリット

これまではクラウドファンディングに関する計画術やテクニックを紹介してきましたが、今回は普段あまり触れられないクラウドファンディングに関するメリット・デメリットについて解説します。気軽に始められる仕組みだからこそメリットばかりに目を向けられることが多いですが、軽視されがちなデメリットにも焦点を当てて解説していきます。

実行者側と支援者側のそれぞれに着目して分けて解説していきます。本記事でクラウドファンディングの良し悪しを理解し、自身で納得した上でクラウドファンディングを利用していきましょう。

その他のクラウドファンディングの内容に関してはこちらの記事をご覧ください。

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実行者側のメリットとデメリット

まずは企画を立ててクラウドファンディングサービスに案件を掲載する実行者側のメリットとデメリットをみていきます。メリットは知っていることも多いと思いますが、セットでデメリットも理解した上で挑戦するようにしましょう。

実行者側のメリット

【①サービス提供前に資金が手に入る】
これがクラウドファンディングの醍醐味とも言えるメリットです。通常であればサービスや製品を提供し、その見返りにお金を貰うのが一般的ですが、クラウドファンディングでは先に資金が手に入り、サービス提供や商品開発に注力することができます。

少額からでも資金が手に入る仕組みなので、資金ありきでサービス提供や商品開発を検討している実行者には大きなメリットになります。

【②事前にマーケティング調査ができる】
こちらもクラウドファンディングの大きな魅力の一つで、先に資金が手に入るということは、その分事前にその企画した案が大衆に受け入れられているかどうかのマーケティング調査ができることにも等しく、資金調達とマーケティング調査が同時にできるのもクラウドファンディングのメリットです。

より多くの資金が調達できたらある程度の仮説は正しく今後のマーケティングにも活かせるのはもちろん、逆にあまり資金が調達できなかった場合もリスク無しで改善できるので、どちらの結果になってもマーケティングとしての効力を発揮します。

【③結果を次に活かすことができる】
先述した内容と重複する点もありますが、クラウドファンディングの結果自体を今後のサービス提供や商品開発に活かすことができるのもクラウドファンディングのメリットです。

目標金額まで達成した場合はその実績を基に金融機関や投資家からさらに資金を調達したり、広告内容にクラウドファンディング結果を掲載して注目を集めたりする等、二次活用が豊富にできます。

一方、目標金額まで資金を調達できなかった場合もその結果から改善内容を見つける判断材料として役立てることができるため、結果的に次に活かすことができます。

実行者側のデメリット

【①適当な下準備で行うと信用を失う】
クラウドファンディングは信用をお金に変える装置です。十分な下準備を行わず勢いだけでクラウドファンディングを利用してしまうと、適当な内容・宣伝・リターン・結果になる場合が多く、これまでに企画に携わってくれた人々や支援してくれた人々の信用を失う恐れがあります。

目標金額まで資金を調達できない以上に人からの信用を失うと今後の仕事に大きく影響してくるので、その点を考慮しながらクラウドファンディングを利用する時はしっかりと下準備を行うようにしましょう。

【②アイデアやサービスの中身を不特定多数の人に見られる】
クラウドファンディングの良い点でもあり悪い点でもあるのがこの不特定多数の人に内容を見られるという点です。良いアイデアには支援金が集まりやすい一方、同業他社や類似サービスを手掛ける事業者に対して手の内を明かすような行為になっているので、最悪の場合そのアイデアが盗まれる恐れもあります。

技術や商品のクラウドファンディングを行う場合は、事前に商標登録も意識した上で挑戦することをオススメします。

【③資金集めに失敗したクラウドファンディングの結果も残り続ける】
資金集めに成功した場合はその結果は広告宣伝に用いやすいのですが、失敗したクラウドファンディングの結果はマイナスの宣伝効果を発揮する場合があります。クラウドファンディング以後に改善を行ってより良いものになったとしても、クラウドファンディングした結果はインターネット上に残り続けるので、ひょっとすると今後の事業の足かせになる恐れがあります。

失敗した全てのクラウドファンディングが足かせになるとまでは言いませんが、そうなる場合もあるということだけは頭の片隅に入れておくことをオススメします。

支援者側のメリットとデメリット

次に企画を支援する支援者側のメリットとデメリットをみていきます。こちらも意外と知られていないデメリットも理解した上でクラウドファンディングを利用するようにしましょう。

支援者側のメリット

【①いち早くお得にリターンを得ることができる】
クラウドファンディングにおける支援者の最大の魅力であるリターン。内容は様々ですが、「割引価格で手に入る」「限定品が手に入る」「特別な体験ができる」「より多くの配当が得れる」等が代表的なリターンでしょう。

スポンサーとして名前を載せれたり、インフルエンサーと繋がれたりするリターンも存在し、事業者にとっても利益につながる内容も豊富にあるので、クラウドファンディングの案件を見たことがない人は時間がある時にいろいろな案件やリターン内容を見てみるのも良いでしょう。あなたにとって魅力的なリターンも存在するはずです。

【②支援した企画が実際に世に広まる楽しみを味わえる】
これも支援者側からしたらクラウドファンディングのメリットであり醍醐味の一つで、実行者と一緒に企画を創り上げていく一体感を味わうことができます。アイデアの創出や事業再生、商品開発や地域再生など、クラウドファンディングの中身は様々ですが、支援した案件は思い入れも強くなること間違いなし。

こういう楽しみができるのもクラウドファンディングのメリットの一つです。

支援者側のデメリット

【①あくまでも投資なのでリターンが貰えない場合もある】
これはぜひとも支援する人には事前に知っておいてほしい内容になりますが、クラウドファンディングはあくまでも投資です。見返りを期待してお金を支払う人も多いと思いますが、必ずリターンが得られるとは限らないという点は事前に把握しておきましょう。

クラウドファンディングを商品やサービスを買う感覚で使えるようになっているからこそ陥る罠ですが、あくまでも投資です。投資された(実行者)側はその資金を基に企画やアイデアを実現させていきます。

全て想定通りに物事が進めば問題ないですが、実際の企画を実現させるには想定外のトラブルも沢山出てきます。中にはそのトラブルの中で企画を実現させるのが難しくなる案件も出てくるかもしれません。その場合、投資された(実行者)側はお金を返す義務は発生しないので、支援した側からしたら、何も貰えずにお金だけ失ったように感じるでしょう。

しかしそのリスクは最初から理解した上で利用するのクラウドファンディングです。購入と投資は異なることを理解した上で利用するようにしましょう。

【②リターンが予定通りに届かないことも多々ある】
これもクラウドファンディングが投資という考えと連動しています。投資された(実行者)側はその資金を基に企画やアイデアを実現させていくので、当然予定通りに進まないことも多々あります。その結果リターンが予定通りに届かないことにも影響するので、支援する際はその事も念頭に置きながら利用するようにしましょう。

【③支援した金額がまるまる実行者に渡るわけではない】
これはクラウドファンディングサービスのプラットフォームを利用する以上、仕方がないことですが、プラットフォーム運営会社も運営にコストを掛けている分、実行者に集まった資金の5~20%程度をサービス利用料として徴収しています。

結果的に実行者に行き渡るお金は全体の80~95%になり、支援した金額の全額が渡っているわけではなくなります。こうなると支援者側からしたらなんとも言えない気持ちになることもあるとは思いますが、会社が運営しているサービスを利用する以上、手数料としてサービス利用料が発生するということは割り切って支援するのが良いでしょう。

まとめ

今回はクラウドファンディングに関するメリット・デメリットについて解説していきました。メリットばかりに目を向けられることが多いサービスですが、リスクもしっかり潜んでいることを理解した上で賢く利用するのが吉です。

とはいえ画期的なサービスには間違いないので、機会があればぜひ使ってみてこれからの事業や資金集めに役立てることをオススメします!


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