事業者必見!やらなきゃ損!行政サービス gBizID

2020年4月より一定の法人を対象にした電子申請義務化に際し、gBizIDの利用範囲が補助金や保険手続きまで拡大されました。今回はそんな今後普及が見込まれる行政サービスのgBizIDについて解説していきます。持っておくと何かと便利なので、事業者は申請してIDを取得しておきましょう。

gBizIDとは

gBizIDとは経済産業省が運営している行政サービスに利用できるIDの事を指します。これまでアナログで申請していた複数の行政サービスを電子申請出来るようになるサービスで、このgBizIDを取得することにより日時や場所を制限されず、いつでもどこでも行政サービスをネットを利用して申請できます。

gBizIDで利用できるサービス

2020年6月6日時点では下記の11種類のサービスをgBizIDを用いて利用することができます。

サービス一覧
【jGrants】
公募から事後手続まで全プロセスをデジタル化した補助金申請システム

【社会保険手続き】
社会保険の手続きを電子申請で行うための「届書作成プログラム」の提供や利用方法など

【保安ネット】
産業保安・製品安全分野の一部手続きをインターネットで提出

【農林水産省共通申請サービス】
農林水産省の申請手続きをオンラインで共通的におこなえるサービス

【ミラサポplus】
中小企業向け補助金、支援サイト

【省エネ法定期報告書情報提供システム】
特定事業者等向けに省エネ取組に有用となる情報を提供するシステム

【鉱業原簿登録更新サイト】
鉱業権設定に係る登録免許税納付後から鉱業原簿への登録手続き

【令和元年度補正事業承継補助金】
事業承継を契機として経営革新等を行う中小企業・小規模事業者等に対して、その取組に要する経費の一部を補助する補助金

【経営力向上計画申請プラットフォーム】
経営力向上計画を認定された事業者は税制や金融の支援等が受けられる

【IT導入補助金】
中小企業・小規模事業者等のみなさまが自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助する制度

【スマートSMEサポーター】
中小企業の生産性向上に資するITツールを提供するITベンダー等のIT導入支援者を「情報処理支援機関」として認定する制度

gBizIDの取得方法

gBizIDには大きく分けて3種類のアカウントが存在します。どのIDもこちらの公式ホームページから取得可能ですが、それぞれの申請方法と出来ることとは多少異なっているので注意が必要です。

gBizIDエントリー

こちらから即日作成可能なアカウントで、メールアドレスがあればすぐに発行できます。gBizIDのマイページの作成やgBizIDを利用してログインできる各種サービスを利用することができます。

gBizIDプライム

こちらで申請が可能となりますが、ネットでの手続きに加えて、gBizIDプライム登録申請書と印鑑登録証明を郵送して認められたら発行されるgBizIDエントリーの上位互換のアカウントになります。郵送してからアカウント発行までに1~2週間ほど期間を要しますが行政サービスによってはこちらのgBizIDプライムを求められることも少なくないので、事業者はgBizIDプライムを取得することをおすすめします。

申請書類
【法人】
gBizIDプライム登録申請書(法人)
印鑑証明書(発行日より3ヶ月以内の原本)

【個人事業主】
gBizIDプライム登録申請書(個人事業主)
印鑑登録証明書(発行日より3ヶ月以内の原本)

郵送先
〒530-0003
大阪府大阪市北区堂島3-1-21 NTTデータ堂島ビル16階
経済産業省 GビズID運用センター

gBizIDメンバー

こちらはgBizIDプライムアカウントを所持している場合にマイページ上で作成できるアカウントで、同じ組織の従業員向けのgBizIDプライムのサブアカウントのようなものです。

まとめ

今回は経済産業省が運営する行政サービスのgBizIDについて解説しました。できたてのサービスなので不備が出てくる面も多々あるとは思いますが、今後は国としても各種サービスを電子申請で行うことを推進していくと思うので、事業者は今のうちに申請・取得しておきましょう。

特にgBizIDプライムには申請からアカウント発行までに1~2週間ほど期間を要するので、できるだけ余裕をもって手続きを行うようにしておきましょう。


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